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足関節捻挫の症例報告  宇都宮 とば整骨院

足関節捻挫の症例報告  宇都宮 とば整骨院

名前:M様

年齢:17才 女性

在住:宇都宮市

業種:高校2年生

部活:バスケットボール部

 

主訴:右足関節の外側痛み、腫脹、熱感、運動時痛、正常歩行不可

原因:バスケットボールの練習中に転倒

施術内容:物理療法、手技療法、テーピング固定

 

問診と触診を行っていくと、右前距腓靭帯、右脛腓靭帯、踵腓靭帯の損傷と判断。炎症を引かせる物理療法と、腫れを引かせる手技療法を行い、最後はテーピングにて固定を行いました。

足首捻挫・肉離れのケア|宇都宮市口コミ高評価・丁寧なカウンセリングのとば整骨院

 

【内返し捻挫とは?】

◎内返し捻挫の主病態は、足関節底屈・内反・内旋が強制されることで起こる、外側側副靭帯複合体(LCL Complex)の組織破綻です。

  • 前距腓靭帯(ATFL)

    • 腓骨遠位(外果前縁)から距骨頸部を結ぶ。足関節底屈位で緊張するため、底屈・内反強制時に最も初期に応力を受け、単独損傷の結節点(約70〜80%)となります。

  • 踵腓靭帯(CFL)

    • 外果尖から踵骨外側面を結ぶ。中間位〜背屈位で緊張するため、ATFL単独損傷に続き、さらに強い内反力が加わった際に連続して損傷(複合損傷:約20%)します。

  • 後距腓靭帯(PTFL)

    • 外果窩から距骨後突起を結ぶ。背屈位で緊張し、3者の中で最も強固なため、完全脱臼や骨折を伴う重度破綻(III度)を除いて単独損傷は極めて稀です。

◎単なる靭帯実質部の損傷にとどまらず、足位強制に伴う周囲組織へのストレスによる随伴疾患の鑑別が不可欠です。

  • 裂離骨折(Avulsion Fracture)

    • 腓骨遠位端付着部部:ATFL/CFLの牽引力による剥離。

    • 第5中足骨基底部(Jones骨折 / 下駄骨折):内反時に短腓骨筋腱(Brevis)の急激な偏心性収縮(エキセントリック収縮)がかかり、基底部(Base)が裂離。

  • 距骨滑車軟骨損傷(OLT: Osteochondral Lesions of the Talus)

    • 内反強制時、距骨が内側へ傾くことで、距骨滑車の内側あるいは外側エッジが脛骨下端と衝突し(Impaction)、軟骨および軟骨下骨を損傷する。

  • 腓骨筋腱脱臼・不全断裂

    • 急激な内反ストレスに対し、外果後方を走る長・短腓骨筋腱が強力に収縮。この際、上腓骨筋支持帯(Superior Peroneal Retinaculum)が破綻すると、腱が外果を乗り越えて前方に脱臼(腱脱臼)します。

◎臨床的には、前方引き出し試験(Anterior Drawer Test)および内反ストレステスト(Talar Tilt Test)の徒手検査、ならびにX線(ストレス撮影)や超音波(エコー)、MRI像によって3段階に分類されます。

  • Grade I(軽度):ATFLの微細損傷(ストレッチ)。構造的破綻はなく、徒手検査での不安定性は陰性。

  • Grade II(中等度):ATFLの部分断裂(CFLの微細損傷を伴うこともある)。前方引き出し試験で軽度のエンドポイントの緩み(Laxity)を認める。

  • Grade III(重度):ATFLの完全断裂、およびCFLの完全〜不全断裂。前方引き出し・内反ストレスともに明らかな不安定性(軟底感:Soft endpoint)を呈する。

 

通院頻度は週に3回、通院期間は約1か月間。

怪我の細かい内容や今後の治療方針は、親御様にしっかりと説明をし、納得の同意をして頂きました。

症状の経過を見ながら、手技内容やテーピング固定の強さを変えていき、早期競技復帰を目指します。後遺症やパフォーマンスを落とさないように最善的確な施術を行って参ります。宇都宮市でスポーツ外傷なら、お任せください!

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執筆者:宇都宮市 とば整骨院 鳥羽秀輔

 

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