シンスプリントは、運動中や運動後にすねの内側、特に中央から下1/3にかけてズキズキとした痛みが現れるスポーツ障害です。すねの骨（脛骨）の周りを覆う「骨膜」が炎症を起こすことで発症します。

この痛みは、足のつま先を上げる際に使う筋肉を使いすぎることで、筋肉が骨に付着している骨膜に過度な負担がかかり、炎症が生じるために起こります。

主な原因は「使いすぎ（オーバーユース）」

・過度なトレーニング： 硬い路面での繰り返しのランニングや、急激に運動量を増やした際に多く見られます。
・特定のスポーツ： 長距離ランナーだけでなく、急なダッシュやストップが多いバスケットボール、サッカー、空手、バドミントン、バレーボール、ハンドボールなどの競技をしている学生さんに多く見られます。

その他の原因となり得る要因

・不適切なシューズ： 足に合わない靴やクッション性の低い靴の使用。
・身体のバランス： 扁平足、猫背、骨盤の歪み、筋力不足、筋肉の柔軟性不足、O脚などもシンスプリントの原因となることがあります。

現在、湿布を貼ったり痛み止めを飲んだりしながら競技を続けているお子さんは少なくありません。しかし、根本的な原因にアプローチしないと、症状を繰り返してしまうことが多いです。

とば整骨院では、シンスプリントでお悩みの方が早期に競技復帰できるよう、お一人おひとりに合わせた治療を行っています。繰り返し痛みに悩んでいる方や、現在痛みが出ている方は、ぜひお気軽にご相談ください。

シンスプリントは、痛みの程度によって以下の4段階に分類され、診断と治療の指針となります。

・Grade Ⅰ： 運動中のみ痛みがある。
・Grade Ⅱ： 運動の前後には痛みがあるが、スポーツ活動には支障がない。
・Grade Ⅲ： 運動の前後だけでなく、運動中も痛みが持続し、スポーツ活動に支障をきたす。
・Grade Ⅳ： 痛みが非常に強く、スポーツ活動を続けることができない。

Grade Ⅲ以上の場合、痛みが強く運動を休止する必要があるとされています。

X線（レントゲン）撮影ではシンスプリントの異常は見られないことがほとんどです。しかし、Grade ⅢレベルではMRI検査で炎症の所見が確認できることがあり、疲労骨折との鑑別にも有効な検査となります。

シンスプリントでお悩みの方は、とば整骨院までお問い合わせお待ちしております。